阿武隈急行

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国鉄丸森線を引き継いだ第三セクターです。福島からつきのき54.9㎞を結んでいます。また、全線が交流電化されています。
元々は東北本線福島以北にある急勾配区間のバイパス線として計画され、槻木~丸森17.4㎞が1968年に先行開業しました。しかし、この年には東北本線の複線電化は完成しており、すでにバイパス線としては存在価値がなくなりましたが、工事は続けられ、 福島まであと800mまで線路が敷設されたところで1981年に第一次特定地方交通線に指定され、工事は凍結、このまま廃止か第三セクター化するかの選択となりました。結局、地元自治体と福島交通が出資し、国鉄民営化に先立ち、開通済みの槻木~丸森で「阿武隈急行」として開業しました。 その後、1988年に全線開通、同時に電化されています。この時に導入された8100系が2022年現在、使用されていますが、2019年からAB900形が導入され、置き換えられる予定です。2019年10月には台風19号により大きな被害を受た、富野~丸森間の再開が危ぶまれましたが、2020年10月に復旧しています。阿武隈川に沿って走る絶景路線です。

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8100系A-1F
AM8101+AT8102

2019年8月13日撮影 兜~あぶくま

8100系A-1F
AM8101+AT8102

1988年全線開通に合わせ導入された日本車輛製の自社発注車。国鉄713系をベースにした交流電車です。第三セクターで初めての交流電車の導入事例です。このA-1Fは2021年に運用を離脱しています。

2019年8月13日撮影 あぶくま~丸森

2019年8月13日撮影 南角田

8100系A-3F
AM8103+AT8104

2019年8月13日撮影 福島

8100系A-3F
AM8103+AT8104

富野駅は無人駅ですが、折り返し設備があり、福島からの折り返し列車が設定されています。

2019年8月13日撮影 富野

丸森駅は国鉄丸森線時代は終着駅でした。

2019年8月13日撮影 丸森

8100系A-5F+A-7F
AM8105+AT8106+AM8107+AT8108

夕方の仙台行き直通車。4両編成で運用されていました。

2019年8月13日撮影 南角田

2019年8月13日撮影 仙台

8100系A-9F
AM8109+AT8110

福島駅は福島交通飯坂線と共用しています。A-9Fは2016年から「伊達なトレインプロジェクト」のラッピングになっています。

2019年8月13日撮影 福島

2019年8月13日撮影 福島~卸町

8100系A-11F
AM8111+AT8112

この区間は東北本線、福島交通と並走しています。

2019年8月13日撮影 福島~卸町

8100系A-17F
AM8117+AT8118

富野~兜~あぶくま~丸森は阿武隈川の渓谷沿いに走ります。列車本数も少なくなります。A-17Fは8100系ラストナンバー。

2019年8月13日撮影 兜

  • 2022年11月10日up