函館市電

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函館市内に10.9㎞の路線を持つ路面電車です。1894年に亀函馬車鉄道として開業。そのため、現在でも東京都電と同じく、当時の馬車鉄道の規格、1372㎜ゲージを踏襲しています。1911年に函館水電が買収。1913年に電化。1943年に函館市営。
最盛期は17.9㎞の路線がありましたが、1993年までに7㎞の路線が廃止されています。超低床車も導入され、車輛の近代化も進められています。昔の北海道旅行の時、函館は青函連絡船からの乗り換え場所で、通過してしまい、昔の写真はありません。

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9600形9601

2022年7月5日撮影 末広町

500形530

1950年日本車輛製の自社発注車。500形は30両導入され、主力でしたが、1980年以降淘汰が進み、原形を保つのは1両のみ。現役最古参です。

2022年7月5日撮影 駒場車庫

710形

1959年~1961年に新潟鐵工所(現新潟トランシス)で14両生産され、函館市電の主力でしたが、廃車が進み、2022年現在6両が運用されています。

710形719

1960年製。

2022年7月5日撮影 青柳町

2022年7月5日撮影 谷地頭

710形721

1961年製。

2022年7月5日撮影 駒場車庫

710形723

1961年製。

2022年7月5日撮影 駒場車庫

2000形

1993年~1994年アルナ工機(現アルナ車両)製の自社発注車。函館市電初のVVVFインバータ制御のカルダンドライブ車。ただし、北国らしく非冷房です。2000形は2両導入されています。

2000形2001

1993年製。

2022年7月5日撮影 魚市場通

3000形

1993年~1996年アルナ工機(現アルナ車両)製の自社発注車。こちらは冷房車。3000型は4両導入されています。

3000形3001

1993年製。

2022年7月5日撮影 末広町

3000形3002

1994年製。

2022年7月5日撮影 函館どっく前

7000形7001

2020年に710形715の車体をアルナ車両で更新。2022年現在1両のみです。

2022年7月5日撮影 湯の川温泉

8000形

1990年からアルナ工機(現アルナ車両)にて800形の車体を更新して登場しました。800形は2002年度から部分低床車8100形に更新される予定でしたが、 低床部と台車部分の段差が問題となり、1両のみで8000形に戻りました。そのため、800形11両中10両が8000形に更新され、函館市電の主力になっています。

8000形8001

1990年、800形803を更新。

2022年7月5日撮影 市役所前

8000形8002

1990年、800形808の車体を更新。

2022年7月5日撮影 十字街

8000形8003

1992年、800形804の車体を更新。

2022年7月5日撮影 五稜郭公園前

8000形8004

1994年、800形801の車体を更新。

2022年7月5日撮影 宝来町

8000形8006

1995年、800形805の車体を更新。

2022年7月5日撮影 十字街

8000形8007

1997年、800形806の車体を更新。

2022年7月5日撮影 末広町

8000形8008

1997年、800形809の車体を更新。

2022年7月5日撮影 湯の川

8000形8010

2012年、800形811の車体を更新。

2022年7月5日撮影 駒場車庫

8100形8101

2002年アルナ車両にて800形807の車体を更新。意欲的な部分低床車ですが、前述の通り低床部と台車部分の段差が大きく不評で、1両のみの更新に終わりました。低床車の増備は9600形の新製により行われています。

2022年7月5日撮影 十字街

2022年7月5日撮影 末広町

9600形

2007年から導入されたアルナ車両製の超低床車「リトルダンサー」タイプC2。愛称は「らっくる号」。北海道初の超低床車です。なお、2022年現在、タイプC2は函館のみに4両導入されています。

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2007年製。

2022年7月5日撮影 函館駅前

9600形9602

2010年製。

2022年7月5日撮影 魚市場通

9600形9603

2014年製。

2022年7月5日撮影 函館駅前

  • 2022年7月16日up