熊本市電

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「火の国」熊本を走る路面電車です。
1924年に熊本市電車部として開業。1950年代まで拡張を続け、1959年に最後の開通区間である熊本駅前~田崎橋が開通しました。
1960年代には黒髪線、坪井線、春竹線、川尻線が廃止となり、現在の路線となりました。
1970年代には廃止のうわさも有りましたが、1978年には路面電車で日本初の冷房車を導入するなど、積極経営で乗り切り、現在では路線延長の検討もされています。廃止のうわさがあった1975年2月28日の撮影です。


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1050型1054

1950年広瀬車輛製の自社発注車。製造時は150型154。冷房化されず、1988年に廃車。 熊本城前~通町筋にかけてが熊本の中心街です。 左手の茶色のビルは市役所の別館。熊本城も近くです。

1975年2月28日撮影 熊本城前(現花畑町)

1050型1054

1975年2月28日撮影 通町筋

1050型1053

1950年広瀬車輌製の自社発注車。製造時は150型153。 ワンマン化され1050型。 1979年に花電車に改造され50型53となり2015年頃廃車。

1975年2月28日撮影 水道町~電報局前(現九品寺交差点)

1060型1063

1951年広瀬車輛製の自社発注車。製造時は160型163。ワンマン改造されて1060型となりました。 大阪堺にあった広瀬車輛は1952年に解散していますので、末期の製品です。 冷房化され2021年現在、熊本市電最古参で現役です。

1975年2月28日 辛島町

1060型1061

1951年広瀬車輛製の自社発注車。製造時は160型161。ワンマン改造されて1060型となりました。1061は冷房化されないまま1985年に廃車となりました。

市役所前(現熊本城・市役所前)

1080型1081

1954年新木南車輌製の自社発注車。新木南車輌が最後に納入した車輌。冷房化され、2021年現在現役です長崎電気軌道600型601とともに新木南車輌製の生き残りとして、貴重な存在。

1975年2月28日撮影 交通局前

1080型1082

1954年新木南車輛製の自社発注車。製造時は180型182。ワンマン化され1080型。新木南車輌は熊本市電向けの電車以外は貨車を製造したくらいで1954年に倒産しています。最後に納入された内の1輛です。 1082は2001年に廃車。

熊本城前(現花畑町)

1080型1086 1060型1061

1086は1955年東洋工機製。製造時は180型186。冷房化されないまま1977年に廃車。1060型と1080型のスタイルの違いがわかります。

1975年2月28日撮影 通町筋

1090型1092

1957年東洋工機製の自社発注車。製造時は190型192。ワンマン化されて1090型1092。1090型は冷房化され2021年現在全車現役です。

1975年2月28日撮影 交通局前

1090型1093

1955年東洋工機製。製造時は190型193。 ワンマン化で1090型1093。通町筋からは熊本城の天守が望めます。

1975年2月28日撮影 通町筋

1200型1202 1090型1095

1095は2021年現在現役です。

1975年2月28日撮影 通町筋

1200型1202

1959年東洋工機製の自社発注車。製造時は200型202。1985年に8500型8504に機器を譲り廃車

1975年2月28日撮影 河原町

1975年2月28日撮影 河原町

1200型1203

1958年東洋工機製の自社発注車。製造時は200型203。冷房化され2021年現在現役です。

1975年2月28日撮影 市役所前(現熊本城・市役所前)

1200型1201 1204

1958年東洋工機製の自社発注車。製造時は200型201 204。2輛とも冷房化され2021年現在現役です。

熊本城前(現花畑町)

1200型1205

1959年東洋工機製の自社発注車。製造時は200型205。冷房化され2021年現在現役です。ここから上熊本線が分かれています。

1975年2月28日撮影 辛島町

1200型1206

1959年東洋工機製の自社発注車。製造時は200型206。1985年に8500型8501に機器を譲り廃車。

1975年2月28日 水道町~電報局前

1200型1207

1959年東洋工機製の自社発注車。製造時は200型207。冷房化され2021年現在現役です。

1975年2月28日撮影 交通局前

1200型1208

1959年東洋工機製の自社発注車。製造時は200型208。1985年に8500型8502に機器を譲り廃車されています。

1975年2月28日撮影 熊本駅前

1200型1209

1959年東洋工機製の自社発注車。1986年に8500型8503に機器を譲り廃車。熊本工業高校が47回選抜高校野球に8年ぶりに出場しました。

熊本城前(現花畑町)

交通局車庫

2002年に大半が上熊本に移転し、留置線が残っているだけですが、この当時は交通局にメインの車庫がありました。

1975年2月28日撮影

1975年2月28日撮影

                       

1350型1351

1960年東洋工機製の自社発注車。製造時は350型351。撮影時は熊本市電最後の新車でした。冷房化され、2021年現在現役です。

1975年2月28日撮影 交通局前

1350型1354 1050型1051

1354は1960年東洋工機製の自社発注車。製造時は350型354。冷房化され2021年現在現役です。
1051は1950年広瀬車輌製の自社発注車。1983年に花電車用の電動貨車50形51に改造後、廃車。

1975年2月28日撮影 交通局前

1080型1084 1350型1355

1084は1954年新木南車輛製の自社発注車。1992年廃車。
1355は1960年東洋工機製の自社発注車。製造時は350型355。冷房化され2021年現在現役です

1975年2月28日撮影 交通局前

130型133

1949年広瀬車輌製の自社発注車。ワンマン化されずに廃車。廃車直前の写真です。130型は131 133 134の3輛が残っていました。

1975年2月28日撮影 交通局前

1975年2月28日撮影 交通局前

130型134

1975年2月28日撮影 交通局前

  • 2015年6月13日up
  • 2021年12月6日更新レイアウト変更