栗原電鉄

青字にリンクしています。

東北本線の石越から、細倉鉱山まで26.2kmを結んでいました。
元は、1921年に細倉鉱山の鉱石輸送を目的として開通した、軽便鉄道の栗原軌道です。
1950年に電化。1955年に改軌し栗原電鉄となりました。軽便時代の電車は岡山の下津井電鉄に譲渡しています。
その後、1964年に宮城中央交通、1969年には再び栗原電鉄に戻っています。
1987年に細倉鉱山が閉山すると、貨物輸送がなくなり、旅客輸送も減少の一途をたどり、1993年に第三セクター化、1995年には電化をやめ、くりはら田園鉄道となり、ディーゼルカーによる運行となりました。
しかし、努力も及ばず、2007年廃止となりました。
まだ盛業中の1972年と1975年の2回訪問しています。

60周年記念乗車券

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M-151

1975年7月23日撮影 荒町~石越

M15形M151

改軌時に導入されたナニワ工機(現アルナ車両)製の自社発注車。 当時としては大手私鉄の新車にもひけをとらない画期的な車両でした。1995年非電化転換時廃車。

1975年7月23日撮影 石越

M18形M181

西武鉄道から来た木造車を1959年に鋼体化した車両。1995年非電化転換時廃車。

1972年8月撮影 細倉

C15形C152

阪急から来た木造車を鋼体化した車両。連結面は切り妻ですが、貫通扉はありません。1995年非電化転換時廃車。

1975年7月23日撮影 石越

ED20形ED203

軽便時代の機関車を改軌改造しました。軽便時代の小さな車体に大きなパンタグラフを載せています。1987年廃車。

1975年7月23日撮影 石越

ED20形ED203

後ろの国鉄貨車に比べ、いかに車体が小さいかよくわかります。

1975年7月23日撮影 石越

DB10形DB101

石越駅での貨車の受け渡しに使用されていたディーゼル機関車。栗原電鉄は直流600V、東北本線は交流20,000Vのため、電気機関車は使用できないからです。2005年除籍。

1975年7月23日撮影 石越

DB10形DB101 ワフ7形ワフ71

ワフ7は西武から来た緩急車です。2005年廃車。後ろにC152の連結面が見えます。

1975年7月23日撮影 石越

石越駅

1972年8月撮影

M15形M151

1975年7月23日撮影 荒町~石越

M15形M151

1975年7月23日撮影 荒町~石越

M15形M151

1972年8月撮影 栗駒

M18形M181

1972年8月撮影 細倉

細倉駅

1972年8月撮影

  • 2014年12月14日up
  • 2021年11月19日更新レイアウト変更