軽井沢駅に保存されている車両

2018年8月17日撮影

旧軽井沢駅舎

10000形(EC401)

1912年に輸入された、AEG(Allgemeine Elektrizitäts-Gesellchaft,Berlin)製の日本最初の電気機関車。横川~軽井沢間専用のアプト式でした。1936年に廃車となり、1941年にEC401と2がラック関係の機器を取り払ったうえ、 京福電鉄に譲渡され、テキ511、512となります。戦時下の機関車不足が大きく影響しています。このうちテキ511が1964年に国鉄に返却され、大宮工場にて最初の姿に復元され鉄道記念物となったものです。 残ったテキ512は1970年まで走り続け、廃車されました。

10000形(EC401)

反対側です。トンネル断面が小さいため、ラック区間では第三軌条から集電していました。AEG製の機関車では他に銚子電鉄デキ3が有名です。

EF632

1968年にアプト線が廃止され、粘着運転を開始したときに新製された、横川~軽井沢専用機関車です。1997年に長野新幹線の開通により碓井線が廃止となるまで使用されました。

草軽電鉄デキ13

1920年Jeffrey Manufacturing Company USA製。草軽電鉄は軽井沢から草津温泉まで55.5kmを結んでいた762mm軌間の軽便鉄道でした。1962年に全線廃止されています。 この工事用みたいな小さな機関車が客車を牽いていました。旧軽井沢駅舎前に保存されています。草軽の電車と客車は廃止後、一部が越後交通栃尾線へ行っています。