鉄道

1926年に特産の丹後ちりめんの輸送を目的として開業。
宮津線(現北近畿タンゴ鉄道)の丹後山田(現野田川)から鬼退治で有名な大江山の麓、加悦まで5.7kmを結んでいました。1940年に大江山鉱山でニッケル鉱の採掘が始まると、大江山鉱山までの専用線が敷設され、鉱石輸送を行う様になります。1942年には岩滝町に精錬工場が開設され、そこへの専用線も敷設されました。
戦争が終わると、低品位の大江山鉱山は閉山となり、鉱山までの専用線は撤去されました。精錬工場は1952年に再開され、輸入鉱石の精錬を行っており、そこへの輸入鉱石の輸送は継続しました。
古典的蒸気機関車を遅くまで使用し、古典的車輌を多く保有することで有名でした。
1985年に宮津線の貨物輸送が廃止され、収入の60%を占めていた精錬工場へのニッケル鉱輸送が無くなり、経営のメドが立たず同年に全線廃止となりました。


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キハ083

1973年6月9日撮影 加悦

キハ083

1962年にオハ62を改造した国鉄キハ403→キハ083。北海道で運用されていましたが、10年あまりで廃車となりました。1973年に譲受。まだ来て間もない頃です。廃止後は加悦SL広場に保存され、キハ08形唯一の現存車です。 2020年加悦SL広場閉園後、動向が心配されています。

1973年6月9日撮影 加悦

1973年6月9日撮影 加悦

キハ51

芸備鉄道キハユニ18→舟木鉄道キハユ51。舟木鉄道の廃止後1962年入線。廃止後は加悦SL広場で保存。2020年加悦SL広場閉園後、動向が心配されています。

1973年6月9日撮影 加悦

1973年6月9日撮影 加悦

キハ101

1936年日本車輌製の自社発注車。廃止後は加悦SL広場で動態保存されており、日本に現存する唯一の片ボギー車です。2020年加悦SL広場閉園後、動向が心配されています。 。

1973年6月9日撮影 加悦

DB201

1953年森製作所製の10tディーゼル機関車。
流山電鉄DB1も森製作所製で良く似ています。加悦SL広場で動態保存されており、唯一残る森製作所製の機関車です。2020年加悦SL広場閉園後、動向が心配されています。

1973年6月9日撮影 加悦

DC351

1956年汽車会社製の元南部鉄道DC351。1967年に譲受。丹後山田~岩滝の鉱石輸送に使われていました。廃止後は加悦SL広場で保存されていましたが、加悦SL広場閉園後、故郷の南部鉄道跡に保存が決まっています。

1973年6月9日撮影 加悦

2号機

1874年イギリス・Rt.Stephenson製の元鉄道院123号。1874年に大阪~神戸間が開通したときに走っていた古典機関車。 簸上鉄道(現JR西日本木次線)を経て1926年開業時に導入。 1956年まで現役でした。 加悦SL広場で保存され、2005年に国の重要文化財に指定されています。加悦SL広場閉園後、加悦鉄道資料館での保存が決定しています。

1973年6月9日撮影 加悦

4号機

1922年川崎造船製の元河東鉄道(現長野電鉄)3号機。1934年譲受。1967年まで使用されていました。

1973年6月9日撮影 加悦

1261

1923年日本車輌製の簸上鉄道(現JR西日本木次線)→国鉄1261。1943年譲受。1967年まで使用。

1973年6月9日撮影 加悦

ハブ3

ドイツ・Van der Ziepen製の古典客車。1927年に伊賀鉄道より譲受。1969年に廃車となりましたが、1970年の大阪万博で展示。その後も加悦で保存。廃止後は加悦SL広場で保存されていました。加悦SL広場閉園後、加悦鉄道資料館での保存が決定しています。

1973年6月9日撮影 加悦

1973年6月9日撮影 加悦

ホハ4995

1970年に倉庫となっていた車体を元ホハ4999の台枠を使用していたハ20の台枠に乗せ換え、復元。廃止後は加悦SL広場で保存。加悦SL広場閉園後、加悦鉄道資料館での保存が決定しています。

1973年6月9日撮影 加悦

1973年6月9日撮影 加悦

ハ21

1893年新橋工場製ホハ4995の車体を1935年に更新。ホハ4995の車体は倉庫として残り、ハ20(ホハ4999)の下回りを利用し 復元されています。廃止後は加悦SL広場で保存。2020年加悦SL広場閉園後、動向が心配されています。

1973年6月9日撮影 加悦

ハ20

1936年に払い下げを受けたホハ4999の車体を更新。ホハ4995を復元する際に下回りを供出。別の4輪車の下回りの上に車体を乗せられています。

1973年6月9日撮影 加悦

ハブ2

1915年名古屋電車製作所製元伊賀鉄道フハ2。廃止後は加悦SL広場で保存。2020年加悦SL広場閉園後、動向が心配されています。

1973年6月9日撮影 加悦

ワブ3

1926年開業時に導入された梅鉢鉄工所製の客車。1968年引退。廃止後は加悦SL広場で保存。2020年加悦SL広場閉園後、動向が心配されています。

1973年6月9日撮影 加悦

サハ3104

1925年藤永田造船製の元東急サハ3104。1970年入線。キハ083が入るまでのつなぎとして、下のDB20に牽かれて走っていました。熊本電鉄クハ221は同系者で元東急サハ3103です。

1973年6月9日撮影 加悦

ワブ3

1926年梅鉢鉄工製の有蓋緩急車。
廃止後は加悦SL広場で保存

1973年6月9日撮影 加悦

加悦駅構内

1973年6月9日撮影

加悦駅

廃止後2001年に、60mほど移動し、加悦鉄道資料館になりました。

1973年6月9日撮影

乗車券

  • 2014年12月14日up
  • 2022年1月10日更新レイアウト変更