同和鉱業片上鉄道

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岡山県の東部の瀬戸内海に面した片上(片上港)から山陽本線の和気を通り、やなはら鉱山まで33.8kmを結んでいました。
1923年に片上~和気が開業。1931年に柵原まで全線が開通しています。柵原鉱山で産する硫化鉄鉱を片上港まで運ぶのが目的でした。1957年に同和鉱業が買収。同和鉱業片上鉄道となりました。秋田県の小坂鉄道も同じ同和鉱業の経営でした。
1987年には鉱石輸送をトラックに切り替え。1991年に全線が廃止されています。
まだ廃止の話の無かった1986年の訪問です。


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キハ802

1986年11月3日撮影 美作飯岡~さい

キハ801

1981年に小坂鉄道キハ2108を移籍。 元小坂鉄道キハ2100型関東鉄道キハ800は同型車です。 廃止まで使用されました。

1986年11月3日撮影 片上

キハ802 キハ801

キハ802は1982年に小坂鉄道キハ2102を移籍。

1986年11月3日撮影 片上

キハ702

元国鉄キハ075。 1968年にヘッドライトの位置変更等の改造を受けています。廃線まで使用され、廃止後は柵原ふれあい鉱山公園で動態保存。
同僚のキハ701は1973年に水島臨海鉄道に譲渡され、キハ321となりました。

1986年11月3日撮影 片上

キハ303

元国鉄キハ41071。1952年入線。キハ41000は4両在籍しましたが、このキハ303のみ最後まで残り、廃止まで使用されました。廃止後は柵原ふれあい鉱山公園で動態保存。 同僚のキハ301は別府鉄道に譲渡されキハ101となっています。

1986年11月3日撮影 片上

DD13-552+ホハフ3000+ホハフ2000×4

DD13-552は廃止まで使用され、片上駅跡で保存。ホハフ3000は元国鉄オハ35。1981年入線。ホハフ2000は1950年に国鉄木造客車の台枠を利用してナニワ工機(現アルナ車両)で製造されたオープンデッキの客車です。廃止まで使用され、棚原ふれあい鉱山公園で保存。

1986年11月3日撮影 片上

DD13-555

1968年日本車輌製の自社発注機。国鉄DD13型と同型ですが、前面の右側の窓が広いなどの違いがあります。1988年廃車。

1986年11月3日撮影 片上

片上駅構内

1986年11月3日撮影

キハ802

和気駅を出てからすぐ、山陽本線をオーバークロスし、この鉄橋を渡りました。山陽本線の車窓からも見え、片上鉄道の第一印象です。

1986年11月3日撮影 和気~本和気

1986年11月3日撮影 和気~本和気

キハ802

1986年11月3日撮影 杖谷

キハ802

1986年11月3日撮影 きちはら~美作飯岡

キハ802

1986年11月3日撮影 やなはら

キハ802

1986年11月3日撮影 柵原

中四国地方
  • 2014年12月14日up
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