長崎電気軌道浦上車庫

本線の浦上車庫前電停に隣接して浦上車庫があります。1975年当時は、まだ木造車が現役で残っていたり、東京都電から来た3000形(長崎では800形)が都電色のまま留置されていたり、とバラエティーに富んでいました。


写真をクリックすると全画面表示されます。再度クリックで戻ります。ブラウザによっては拡大されない場合があります。

浦上車庫

左から360形362 700形 211形213 300形308。
標準色は上クリーム下グリーン、ワンマンカーは前面に赤帯が入っています。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

160形162

1911年川崎造船製の元九州電気軌道1形→西鉄福岡市内線100形144。1958年入線。
ラッシュ時には現役で運用されていました。この車両だけグリーン一色に塗り直されており、てっきり保存対象かと思ったのですが、1978年に廃車されています。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

160形162

1911年川崎造船製の元九州電気軌道1形→西鉄福岡市内線100形144。1958年入線。 ラッシュ時には現役で運用されていました。この車両だけグリーン一色に塗り直されており、てっきり保存対象かと思ったのですが、1978年に廃車されています。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

170形 173 176

1919年川崎造船製の元九州電軌軌道35形→西鉄福岡市内線100形138 143。1958年入線。1978年までに廃車。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

>

170形176

160形とは窓配置が違っていました。トルペード形ベンチレータが残り、好ましいスタイルです。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

170形176

160形とは窓配置が違っていました。トルペード形ベンチレータが残り、好ましいスタイルです。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

160形168

1911年川崎造船製の元九州電気軌道1形→西鉄福岡市内線100形153。1958年入線。
製造時の姿に復元され、動態保存されています。車籍を有する製造後100年たった木造車は日本でこれ1両だけです。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

150形151

1925年製の元王子電気軌道400形→東京都電100形101→箱根登山鉄道小田原市内線モハ20形201。1956年小田原市内線廃止時に譲受け、1957年から導入。
長崎に来る前に鋼板を貼り窓配置も変更されています。紆余曲折を経てますが王子電気軌道(現都電荒川線)の電車が現存することはうれしく思います。
写真の151は1987年に廃車となり、同じ経緯で長崎に来ていた152が151に改番され、2019年まで在籍していました。その後、小田原市内で保存されています。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

150形151

1925年製の元王子電気軌道400形→東京都電100形101→箱根登山鉄道小田原市内線モハ20形201。1956年小田原市内線廃止時に譲受け、1957年から導入。 長崎に来る前に鋼板を貼り窓配置も変更されています。紆余曲折を経てますが王子電気軌道(現都電荒川線)の電車が現存することはうれしく思います。 写真の151は1987年に廃車となり、同じ経緯で長崎に来ていた152が151に改番され、2019年まで在籍していました。その後、小田原市内で保存されています。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

150形155

こちらは1925年製の元東急玉川線デハ20形→箱根登山鉄道モハ20形205。
譲受時に車体切り詰め、丸屋根化等の改造を受けています。1985年廃車。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

211形213

1951年日立製作所製の自社発注車。
冷房化され現役です。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

211形213

1951年日立製作所製の自社発注車。冷房化され現役です。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

211形211

1951年日立製作所製の自社発注車。
冷房化され現役です。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

300形308

1953年日立製作所製の自社発注車。
ワンマン化及び冷房化され現役です。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

300形308

1953年日立製作所製の自社発注車。 ワンマン化及び冷房化され現役です。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

370形374

1962年日本車輌製の自社発注車。
冷房化され現役です。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

500形501

1966年ナニワ工機(現アルナ車両)製の自社発注車。
車体は新製ですが、主要機器は大阪市電1701形のものを流用。 2014年廃車。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

500形501

1966年ナニワ工機(現アルナ車両)製の自社発注車。 車体は新製ですが、主要機器は大阪市電1701形のものを流用。 2014年廃車。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

500形502

1966年ナニワ工機(現アルナ車両)製の自社発注車。
車体は新製ですが、主要機器は大阪市電1701形のものを流用。冷房化され現役です。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

600形601

1953年新木南車輛製の元熊本市電170形171。1969年入線。 2015年現在イベント用として現役。
熊本市電1080形1081とともに、新木南車輌製の生き残りとして貴重な存在。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

600形601

1953年新木南車輛製の元熊本市電170形171。1969年入線。 2015年現在イベント用として現役。
熊本市電1080形1081とともに、新木南車輌製の生き残りとして貴重な存在。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

700形703

1955年製の元東京都電2000形2020。1969年入線。1067mm軌間の杉並線用として製造。
杉並線廃止後は都電標準の1372mm、長崎に来て1435mmと3種類の軌間を走りました。1990年代に廃車。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

700形703

反対のサイドです。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

700形703

反対のサイドです。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

800形801

元東京都電3000形3145。
まだ都電塗装のまま、番号も都電のままです。
この車両は801として入籍されましたが、あまり活躍せず、1982年の長崎水害で廃車となりました。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

800形804

元東京都電3000形3241。こちらは番号は与えられていますが、車籍はなく、そのまま廃車。何のために改造したんですかね。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

800形804

元東京都電3000形3241。こちらは番号は与えられていますが、車籍はなく、そのまま廃車。何のために改造したんですかね。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

800形805

元東京都電3000形3242。こちらも番号は与えられていますが、車籍はなく、そのまま廃車。

1975年2月22日撮影 浦上車庫

浦上車庫

1975年2月22日撮影

浦上車庫

1975年2月22日撮影

  • 2015年6月12日up