豊橋鉄道東田本線

名鉄岐阜市内線廃止後、東海地区唯一の路面電車となった、豊橋鉄道あずま本線(豊橋市内線)の21世紀の姿です。 全長5.4kmのミニ路線ですが、1982年に井原~運動公園0.6Km、1998年には駅前停留所を300m移設し、路線が延長されています。 車両も2005年に廃止となった名鉄岐阜市内線から最新鋭の電車を導入し、2008年には創業以来となる自社発注によりLRVのT1000形を導入するなど、元気な路面電車です。 2018年1月に33年ぶりの撮影です。


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モ780形785

2018年1月7日撮影 市役所前

モ3200形3201

1955年日本車輛製の元名鉄モ580形584。1976年に譲受。1985年の姿と比べると窓がアルミサッシになり、冷房化されています。福井鉄道から来たモハ800形に代替えされ、2019年廃車。

2018年1月7日撮影 札木~新川

2018年1月7日撮影 前畑~東田坂上

モ3200形3202

1955年日本車輛製の元名鉄モ580形581。譲渡の順番で車番が振られています。福井鉄道から来たモハ800形に代替えされ、2020年廃車。競輪場前から赤岩口方向は単線になります。

2018年1月7日撮影 競輪場前

モ3200形3202

井原で運動公園行きが分岐します。井原~運動公園は1982年の開通です。ここのカーブが半径11mで日本一の急カーブです。台車の端が車体からはみ出しているのが分かります。

2018年1月7日撮影 井原

モ3200形3203

1955年日本車輛製の元名鉄モ580形582。他車は全て広告電車ですが、この車のみオリジナル塗装に戻されています。冬期は写真の「おでんしゃ」夏期は「ビール電車」として運行されていますが、それ以外は普通の運用に入っています。2021年現在3200形唯一の現役となりました。

2018年1月7日撮影 札木

2021年12月13日撮影 赤岩口

T1000形T1001

2008年アルナ車両製の自社発注車。「ほっトラム」。3車体2台車タイプの完全低床車(リトルダンサータイプUa)。構造上、井原の分岐の急カーブを通過出来ず、豊橋駅前~赤岩口の限定運用となっています。今のところ最後の自社発注車です。  富山地方鉄道T100「サントラム」 札幌市電A1200「ポラリス」 とさでん交通3000形 阪堺電車1001形 長崎電気軌道5000形 筑豊電鉄5000形は同系車です。

2018年1月7日撮影 競輪場前

2018年1月7日撮影 体育館前~東八丁

モ3500形3501 モ780形782

3501は1955年日本車輛製→1978年アルナ車両製車体に乗せ換えの元東京都電7000形7009。1992年譲受。782は後述。競輪場前には2両分の留置線があります。

2018年1月7日撮影 競輪場前

モ3500形3501

1982年に開通した運動公園前終点。

2021年12月13日撮影 運動公園前

モ3500形3502

1956年日本車輛製→1977年アルナ車両製車体に乗せ換えの元東京都電7000形7028。1992年譲受。

2018年1月7日撮影 体育館前~東八町

2018年1月7日撮影 前畑

モ3500形3503

1955年日立製作所製→1977年アルナ車両製車体に乗せ換えの 元東京都電7000形7017。2000年譲受。

2018年1月7日撮影 赤岩口

2021年12月13日撮影 競輪場前

モ800形801 モ3500形3504

モ3504は、1956年日本車輛製→1977年アルナ車両製車体に乗せ換えの元東京都電7000形7021。2000年譲受。奥に予備車として残っていたモ3100形3102も見えていますが、この年(2018年)廃車。801はパト電車のラッピング。

2018年1月7日撮影 赤岩口

モ800形801

2000年日本車輛製の元名鉄800形801。美濃町線近代化のため導入された低床車でした。美濃町線の廃線により、2005年譲受け。2018年はパト電車でした。800形は車体の構造から、井原の急カーブを曲がれなかったのですが、改造され、全線で運用されています。

2021年12月13日撮影 赤岩口

モ800形802

2000年日本車輛製の元名鉄800形802。名鉄800形は3両あり、美濃町線廃止時に801のみ豊橋鉄道に譲渡され、802、803は福井鉄道に譲渡されました。その後、福井鉄道では超低床車F-1000形「FUKURAM」の導入が進み、定員の少ない800形は運用が困難になり、2019年に豊橋鉄道に再譲渡されました。 802は3201から「ブラックサンダー」のラッピングを引き継いでいます。豊橋駅前は1988年に300m移動し、豊橋駅も建替えられ、以前の面影はありません。

2021年12月13日撮影 駅前

2021年12月13日撮影 駅前

モ800形802

2021年12月13日撮影 赤岩口

モ800形803 モ780形786

2000年日本車輛製の元名鉄800形803。802と一緒に福井鉄道から来ました。後ろの780形と比べると、美濃町線時代に新岐阜乗り入れのため複電圧車だったことによる車体の大きさの違いと、側面窓の高さから低床構造になっているのがわかります。

2021年12月13日撮影 赤岩口

モ780形781

1997年日本車輛製の元名鉄モ780形781。2005年譲受。モ780形は、名鉄揖斐線岐阜市内線近代化のため、1997年と1998年に日本車輌で製造されました。 2005年に名鉄揖斐線、岐阜市内線の廃止により、豊橋鉄道にやってきました。名鉄揖斐線が鉄道線であったため、最近流行の低床車ではありませんが、最新鋭の装備を持っています。モ780形は揖斐線・市内線廃止後、7両全て豊橋鉄道に譲渡されています。

2018年1月7日撮影 札木

2021年12月13日撮影 井原

モ780形782

1997年日本車輛製の元名鉄モ780形782。2005年譲受。

2021年12月13日撮影 井原~赤岩口

2021年12月13日撮影 駅前大通

モ780形783

1997年日本車輛製の元名鉄モ780形783。2005年譲受。

2018年1月7日撮影 赤岩口

2021年12月13日撮影 赤岩口

モ780形784

1997年日本車輛製の元名鉄780形784。2005年譲受。780形は全て広告電車になっており、2018年と2021年でラッピングが変わっています。

2018年1月7日撮影 新川

2021年12月13日撮影 赤岩口

モ780形785

1997年日本車輛製の元名鉄780形785。2005年譲受。

2018年1月7日撮影 競輪場前

2021年12月13日撮影 駅前大通

モ780形786

1997年日本車輛製の元名鉄780形786。2005年譲受。

2021年12月13日撮影 赤岩口

モ780形787

1997年日本車輛製の元名鉄780形787。2005年譲受。

2018年1月7日撮影 市役所前

2018年1月7日撮影 駅前大通

  • 2018年1月20日up
  • 2021年10月22日リンク追加
  • 2021年12月16日写真追加 レイアウト変更