岡山電気軌道
1984年以来38年ぶりの撮影です。最新鋭の超低床車も導入されていますが、主力は旧型車の機器を流用した車両で、「石津式」パンタグラフも健在です。元東武日光軌道線の3000形も2両健在。2019年からは「チャギントン」電車も導入されています。 また、延長4.6㎞の日本一短い路面電車ですが、岡山駅へ乗り入れの他、路線延長の計画もあるようです。ここの車両の付番は、上2桁が会社創業年(1910年)からの竣工年までの年数を表しています。特に近年は同じ形式を何年か経って増備することがあるため、形式と付番が一致しない車両が増えています。
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3000形3005 3007
2025年3月1日撮影 東山


3000形
1953年宇都宮車両製の元東武鉄道日光軌道線の100形。10両製造され、1968年に日光軌道線が廃止されると、10両とも岡山電気軌道に譲渡されました。うち、5両が7900形に機器を譲り廃車。1両が事故廃車となり、残った4両のうち、3009と3010が栃木県に里帰りし、3010は東武日光駅前で保存されています。3005と3009は運用は限定されていますが2025年現在現役です。
2025年3月1日撮影 県庁前


9200形
9200形は2002年に導入された新潟鐵工所(現新潟トランシス)製の超低床車LRV。同系車に富山地鉄9000形(セントラム)、TLR0600型(元富山ライトレール ポートラム)、 万葉線MLRV1000形、熊本市電0800型、えちぜん鉄道L形、3車体の福井鉄道F1000形、宇都宮ライトレールHU300形があります。
9200形9201
2002年新潟トランシス製の9200形第一編成「MOMO」。岡山電軌初めての超低床車です。
2023年3月11日撮影 郵便局前


2023年3月11日撮影 郵便局前


9200形1011
2010年に岡山電気軌道100周年記念として導入された、新潟トランシス製の9200形第2編成「MOMO2」。100年を越え、上3桁が創業からの年数になった様です。
2022年5月16日撮影 県庁通り


2025年3月1日撮影 県庁


9200形1081
2018年に導入された「チャギントン」電車。新潟トランシス製の9200形第3編成にあたります。チャギントン電車の運用に特化しており、予約が必要。子供たちに大人気です。
2022年5月16日撮影 岡山駅前


2022年5月16日撮影 門田屋敷~東山


7000形
1980年アルナ工機製。岡山電気軌道70周年を記念して2両導入されました。呉市電800形の機器を流用しています。7000番台の形式の車両は、基本機器流用車で、全て石津式パンタグラフを使用しています。
7000形7001
2025年3月1日撮影 東山


2025年3月1日撮影 門田屋敷


7100形7102
2025年3月1日撮影 小橋~中納言


7300形
1983年に元呉市電700形の2500形及び2600形の機器を使用し、アルナ工機(現アルナ車両)で車体を新製。
7300形7301
7301は、1983年に元呉市電700形の2500形2502の機器を使用。
2022年5月16日撮影 東山


2022年5月16日撮影 小橋


7500形
1985年アルナ工機(現アルナ車両)製。手持ち部品と新品を併用しており、新製扱い。1両のみ。7400形とは製造年の違いのみで実質同一形式。
7500形7501
2022年5月17日撮影 小橋


7600形
1986年アルナ工機(現アルナ車両)製。手持ち部品と新品を併用しており、新製扱い。1両のみ。7600形からサイドの窓の形状が変りました。。
7600形7601
2022年5月17日撮影 岡山駅前


2022年5月17日撮影 西大寺町~小橋


2022年5月16日撮影 東山


7900形
7900形は1989年から元東武日光線100形の3000型の置き換えのため、アルナ工機(現アルナ車両)で車体を新製した車両。3000形の機器を一部使用しています。7900形は増備が多年に及び、形式と車番が一致しなくなっています。
7900形7901
1989年アルナ工機(現アルナ車両)製。3003を置き換えました。
2022年5月16日撮影 西大寺町

