えちぜん鉄道
2003年に京福電鉄福井支社の路線を引き継いだ、第三セクターです。
京福時代の2000年と2001年に連続して正面衝突事故を起こし、二度目の事故の翌日から全線で運行休止となり、そのまま廃止か、と思われましたが、代替バスでは冬季の積雪時に幹線道路が大渋滞となり、
通勤、通学に著しい支障がでてしまい、となりの福井鉄道の沿線では問題は起こらず、積雪地における鉄道輸送の重要性を再認識させられる結果となりました。そのため、2002年第三セクターのえちぜん鉄道が設立され、運行を引き継いでいます。
2016年からは田原町で福井鉄道との直通運転も開始しています。京福時代は雑多な車両の寄せ集めでしたが、現在は愛知環状鉄道とJR飯田線で使用されていた電車が主力で運行されています。
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MC6101形MC6112
三国港駅は1944年まで国鉄三国線の駅で、ホームの有効長に国鉄時代の名残があります。駅舎は2010年に改修されていますが、こちらも国鉄時代の面影を残します。
2023年8月2日撮影 三国港
MC6101形MC6105
元愛知環状鉄道300形301。300形は100形の両運転台車。6104~6106、6111、6112の5両が300形からの改造。
2020年10月3日撮影 勝山
MC6101形MC6106
元愛知環状鉄道300形303。
2023年8月2日撮影 福井口
MC7000形
元国鉄→JR東海飯田線で運用されていた119系の内、ワンマン改造された5300番台を譲受。MC+TCの2両編成で運用されています。6編成12両導入され、6101形とともにえちぜん鉄道の主力です。
MC8000形TC8002+MC8001
2023年から運用を開始した、元静岡鉄道1000形クハ1510+モハ1010。2扉に改造され、「恐竜列車」専用。元静岡鉄道1000形には熊本電鉄1000形があります。
2023年8月2日撮影 下志比
L型L-01
福井鉄道との直通運転用に2016年に導入された新潟トランシス製のLRV。愛称はKi-bo。2編成導入されています。福井鉄道F1000形は3車体、L形は2車体で定員が違いますが、共通で運用されています。写真は福井鉄道内で撮影したものです。 同系車に2車体の富山地鉄9000形(セントラム)、 TLR0600形(ポートラム 元富山ライトレール) 、万葉線MLRV1000形、熊本市電0800型、 岡山電気軌道9200形、3車体の福井鉄道F1000形、宇都宮ライトレールHU300形があります。
2020年10月2日撮影 福井鉄道 家久~サンドーム西
えちぜん鉄道から福井鉄道に進入するL型L-01。
2023年8月2日撮影 田原町
テキ6
1920年梅鉢鉄工製。貨物輸送廃止後も福井口車庫の入替に使用され1993年に除籍されましたが1999年復活、えちぜん鉄道にML6形として引き継がれました。2003年に除籍され、機械扱いで構内入替機として使用されていましたが、2009年に勝山へ移され、動態保存されています。
2020年10月3日撮影 勝山