札幌市電
2015年に西4丁目~すすきの0.5㎞が延長(復活)され、営業キロは8.9㎞となりました。乗客も増え、札幌駅前への延伸も検討されています。さらには苗穂、桑園への延長なんて話もあるようですが、そうなると廃止しなきゃ良かったのに、と思ってしまいます。 最新式の超低床車も導入され、車両の近代化が進んでいますが、2022年現在、まだ旧型車の比率が高いです。旧型車は北海道のメーカーで製造されており、丸みを帯びた「札幌スタイル」を維持しています。
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210形
1958年に旧型車の機器を流用し札幌綜合鉄工協同組合を構成する各社(泰和車輛 運輸工業 苗穂工業 藤屋鐵工所 豊平製鋼)で製造されました。1988年~1989年に車体更新され、前照灯の位置が変わっていますが、札幌スタイルは維持しています。 210形は6両導入されましたが、廃車が進み、2022年現在で3両になっています。210形~250形は製造年度の違いだけで、実質同一形式です。
210形212
1958年泰和車輛製。単車120形の機器を流用。1988年に車体更新、前照灯の位置が変わっています。
2022年7月4日撮影 西線14条


220形
1959年製に単車120形の機器を流用して製造。210形との違いは製造年度のみ。2022年現在2両が稼働中です。1990年に車体更新され、前照灯の位置が変わっています。
220形222
1959年泰和車輛製。1975年に撮影した唯一の生き残りです。
2022年7月4日撮影 西線14条~西線11条


250形
1961年に500形の機器を流用し製造。250形は5両導入され、2022年現在、全車稼働しています。1991~1993年に車体更新され、前照灯の位置が変わっています。
250形252
1961年泰和車輛製。1991年に車体更新。
2022年7月4日撮影 すすきの


250形253
1961年泰和車輛製。1991年に車体更新。
2022年7月4日撮影 西6条~西15丁目


250形254
1961年苗穂工業製。1993年に車体更新。
2022年7月4日撮影 西15丁目


3300形
アルナ工機(現アルナ車両)で300形の車体を更新。車体は新製され、旧車の面影はありません。5両導入されています。
3300形3301
1998年に300形334の車体を更新。
西4丁目からすすきのまでが、2015年に復活した区間で、サイドリザベーションになっています。
2022年7月3日撮影 西4丁目


3300形3303
1999年に300形332の車体を更新。
2022年7月4日撮影 すすきの


8520形8521
1988年川崎重工製の自社発注車。8500形の増備車です。
2022年7月4日撮影 西線11条


A1200形
アルナ車両製の3車体連接超低床車、リトルダンサータイプUa。愛称は「ポラリス」。最も導入例の多いリトルダンサーで、同系車に富山地方鉄道T100「サントラム」 豊橋鉄道T1000「ほっトラム」 とさでん交通3000形 阪堺電車1001形 長崎電気軌道5000形 筑豊電鉄5000形があります。
A1200形1201
2013年アルナ車両製。
2022年7月3日撮影 中央図書館前


1100形1101
2018年アルナ車両製の超低床車、リトルダンサータイプS。愛称は「シリウス」。増備が進み、札幌市電の主力になっています。今後もこのタイプが増備される計画の様です。伊予鉄道モハ2100形 モハ5000形もリトルダンサーSタイプです。
2022年7月3日撮影 資生館小学校前


1100形1101
2018年アルナ車両製の超低床車、リトルダンサータイプS。愛称は「シリウス」。増備が進み、札幌市電の主力になっています。今後もこのタイプが増備される計画の様です。伊予鉄道モハ2100形 モハ5000形もリトルダンサータイプSです。
2022年7月3日撮影 資生館小学校前