近江鉄道

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1898年開業。東海道・北陸本線の米原から草津線の貴生川を結ぶ本線と、途中八日市から東海道線の近江八幡を結ぶ近江八幡線、高宮から多賀大社を結ぶ多賀線があります。1928年に電化。 創業以来、社名が変わっていません。
国鉄の旧型電機、ED14、元伊那電気鉄道のED31を使用していたことでも有名です。 主に1975年の訪問です。


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モハ1形モハ4

モハ1形は、1928年に電化の際投入されたデハ1形の車体を1963年に自社彦根工場で更新。機器は流用されていますが実質新車です。この頃の近江鉄道を代表するスタイルでした。

1967年撮影 八日市

モハ1形モハ1

1975年10月21日撮影 貴生川

モハ9

元デハ1の車体を1963年に西武クハ1216の車体に置き換え。西武クハ1200は元武蔵野1320系で、同じようないきさつの電車に流山電鉄モハ1001 蒲原鉄道モハ71 新潟交通クハ39等があります。1991年廃車。

1975年10月21日撮影 日野

1975年10月21日撮影 彦根

モハ131形モハ131+クハ1214形クハ1214

1949年に西武鉄道より譲り受けたモハ131を1962年に自社彦根工場で車体更新。実質は新車です。

1975年10月21日撮影 八日市

モハ135形モハ135

モハ135は、1967年に元京浜急行デハ406の車体を譲受、自社彦根工場で改造。片運転台のままで、原型を留めていました。クハ1210は、同じく元京浜急行デハ405の車体を譲受。1978年廃車。

1975年10月21日撮影 彦根

クハ1210形クハ1210



1975年10月21日撮影 彦根

モハ135形モハ137

1967年に元京浜急行デハ408の車体を譲受、自社彦根工場で改造。両運転台化され、主に多賀線で使用されていました。 流山電鉄モハ1101も京浜急行デハ400の車体です。1983年廃車。

1974年7月28日撮影 彦根

モハ200形モハ202

モハ202は、1967年に元東急デハ3155を購入。熊本電鉄モハ201形も元東急デハ3150形で原型を留めていました。 老朽化したため、1970年に元小田急デハ1603の車体に乗せ換えています。クハ1202は、1970年に元小田急デハ1602の車体を流用し、手持ち部品で艤装。2両とも1990年廃車。 元小田急デハ1600形には関東鉄道キクハ1形上田交通モハ5370がありました。

1975年10月21日撮影 彦根

クハ1200形クハ1202




1975年10月21日撮影 彦根

モハ200形の旧車体と思われます。すでに車番は消えていますが、熊本電鉄モハ201形の写真を見ると、元東急デハ3150形の車体であることが解ります。 1974年の撮影なので、すでに車体は乗せ換え済みのはずで、おそらく旧車体が彦根に残っていたものと思われます。

1974年7月28日撮影 彦根

モユニ10

元武蔵野デハ5550形デハ5552→西武モハ232 1963年入線。元武蔵野デハ5550には弘南鉄道モハ2231等があります。

1975年10月21日撮影 彦根

クハ1207

1927年大阪鉄工所製の元豊川鉄道モハ22→国鉄モハ1601→上信電鉄クハニ21。1962年に譲受。 1982年に車体を新造しクハ1505に改造。

1974年7月28日撮影 彦根

モハ500形モハ502

1972年自社彦根工場製。名義上は改造ですが実質は新車。2010年頃廃車。

1975年10月21日撮影 彦根

クハ1215形クハ1215+モハ131形モハ132

1975年10月21日撮影 鳥居本

1975年10月21日撮影 鳥居本

モハ1形モハ5+クハ1213形クハ1221

1975年10月21日撮影 鳥居本

電気機関車

1988年まで貨物輸送を行っており、電気機関車を保有していました。

ED14形

1926年に輸入されたGE製の電気機関車、元国鉄ED14形。ED14形はED141から4まで4両あり、主に石灰岩輸送に使われていました。1988年に貨物輸送が無くなると用途を失い、2007年から「近江鉄道ミュージアム」で全車展示されていました。 2018年に閉館されると、引き取り手がなく、2019年に全車解体。

ED142

元国鉄ED14形ED142。1960年譲受。

1975年10月21日撮影 彦根

1974年7月28日 彦根

ED141

元国鉄ED14形ED141。1966年譲受。

1974年7月28日撮影 彦根

ED144

1号機と同じく1966年譲受。

1975年10月21日撮影 彦根

1974年7月28日撮影 彦根

1101

1930年日本車輛製の元阪和電鉄ロコ1101。1951年譲受。入れ替え用として使用されていました。2004年に廃車。その後も機械扱いで入れ替えに使用されていましたが、2019年解体。

1974年7月28日撮影 彦根

ED31形

1923年芝浦製作所製の元伊那電気鉄道デキ1形→国鉄ED31形。国鉄もしくは西武鉄道を経て1956年~1960年入線。 同型機が6両ありそのうち5両が近江鉄道に集まっています。 唯一他社へ行ったED316は箱型車体に換装され上信電鉄ED316となっています。



ED311

西武鉄道を経て1960年入線。2017年解体。

1967年撮影 八日市

ED31形ED313

1956年国鉄より譲受。「近江鉄道ミュージアム」閉館後も保存され、2020年に製造元の後身「東芝インフラシステムズ」に譲渡されています。

1975年10月21日撮影 彦根

ED315

1956年国鉄より譲受。1990年廃車。保存されていましたが、2017年解体。

1974年7月28日撮影 彦根

ED31

石油輸送に使用されていました。

1975年10月21日撮影 鳥居本

乗車券

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  • 2014年12月14日up
  • 2022年1月9日更新レイアウト変更