蘇州には世界遺産に登録されている古典園林が9カ所あります。その内、拙政園、獅子林、留園、滄浪亭が蘇州四大園林と呼ばれており、代表的な園林です。 拙政園は明代に出来た広さが5.2haある蘇州で最も大きな園林です。
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中国の園林の一つの特徴が「大湖石」です。大湖の湖底から採取される奇妙な形の石を必ず配置しています。左の写真の石が大湖石です。
もう一つ、必ず池があります。大雑把に言えば、池の周りに大湖石を配置し、木を植え、中国風の建物を置くのが中国の園林です。
拙政園は大湖石の印象が強くなく、五月だった事もあり、池の周りの木々の緑が印象的でした。五月の京都を散策しているような感覚でした。
拙政園に隣接して太平天国の「忠王府」があります。 太平天国の乱(1850~1864)の末期に蘇州を占領していた「忠王」李秀成の王府が残っています。
隣接して蘇州博物館があります。2006年にアメリカの20世紀を代表する中国系建築家I.M.ペイ氏の設計による新館がオープンし、面目を一新しました。