455系
455系
交直区間を直通する急行型として製造された455系(後に50・60Hz両用区間が走行可能な475系を含む)などは急行列車の廃止などにより、末期は3両編成の近郊型に改造され地方都市圏での普通ローカル用として使用されました。 ここではそのような車両群のうち仙台電車区に所属したS1~S51、S70~S73(廃車済み10編成を除く)48編成の走行写真、車両写真を掲載しています。特に車両写真は外観写真に加えてスペース上、掲載できる範囲内で選択した車内画像を紹介しています。 急行型から車端部をロングシート化されたローカル近郊型への改造、さらにJR化後に行われた特別保全工事の変化などを見てもらえれば面白い記録になったのではと思う次第です。 なお、撮影時には特段の意識や知識もなく、片っ端から撮っただけで後に写真を整理する段階で気づいた点もあり、これら車両達には下記のような特徴があったのを発見し、今更ながら感心している(大宮の鉄道博物館で確認できるところもあり)のでお楽しみいただければ幸いです。
下り方からクモハ455+モハ454+クハ455と組成され車内のシート色はオレンジ、青、緑に統一された(S40編成を除く)
クハ455以外のトイレ、洗面所は撤去(?)のうえ使用不可とされていた。使用できないトイレの塞ぎ方もイロイロ。
トイレが残されたクハ455も一部の車両は洗面所が撤去されていた。
使用できないトイレを有する車両の一部には車内壁にトイレ使用灯が残存。
更新車の洗面所にもいくつかの色違いパターンがあった。
クハ455は直流用急行型用車両からの改造も多く、外観のバラエティが豊富。
クハ455型の客室と乗降デッキを隔てていた壁にガラス窓の有無があった。
網棚、掴み棒(つり革設置の棒)の形状に差異
・左右の網棚を繋ぐ棒の有無
クロスシート部網棚と支持受けが古いタイプ
廃車発生品再利用 網棚の支持柱が白塗りであることから廃車発生品を転用したと思われます。
ロングシート化された部分に設けられた優先席に手摺りがある車両があった。
運転席への通風強化対策 施工の有無
運転席側の下部に設置されたアンチクライマーの有無
屋根上の検電アンテナに台座が台形で警笛を内蔵したものと円錐形で警笛を内蔵しないものがあった。
仙台電車区所属車の使用区間は交流電化区間のみとなっていたため直流専用機器は使えなくなっていた?
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